DTM基礎知識~サンプリング~

■サンプリングとは、
音のデータをデジタル化することを指します(標本化ともいう)。
デジタル音源の中には、このサンプリングを使用したものが多くあります。
PCM方式を採用している電子楽器は(シンセサイザー、デジタル音源など)、
音源部に記録されているサンプリングデータ(PCM波形)を再生することで音を出しています。
●PCM=Pulse Code Modulation
音声などのアナログ信号をパルス列に変換するデジタイズのひとつ。
(デジタイズ=アナログ信号をデジタル信号に変換すること。)
■サンプリング周波数と量子化ビット数
周波数は横軸、ビット数は縦軸と覚えておくと理解しやすいです。
●サンプリング周波数(サンプリングレート)
高い数値でサンプリングするほど高音質になります。
44.1kHz、48kHz、96kHzがよく使用されます。
CDのサンプリングレートは44.1kHzです。
※44.1kHzの場合は1秒間に44100回、96kHzの場合は1秒間に96000回、
という間隔でデータが記録されます。
音声等のアナログ波形を、デジタルデータで再現するには、
アナログ波形の2倍の数値でサンプリングする必要があります。
ある波形を正しく標本化するには、
波形の持つ周波数成分の帯域幅の2倍より高い周波数で標本化する必要がある
(これをサンプリング定理と呼ぶ)。
●量子化ビット数
音の大小(ダイナミクス)を記録する細かさを指定する数値で、高くするほど高音質になります。
16bit、24bitがよく使用されます。
CDのビット数は16bitです。
※8bitの場合は256段階、16bitの場合は65,536段階の数値で”音の強弱”(ダイナミクス)を記録できます。
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